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水谷幹治

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奇跡のクルマ
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    昨日はハイソカーブーム後の日産の901運動、R32スカイラインについて書きましたが本日はその他のクルマについてです。

    ハイソカー戦争に敗れた日産は901運動で逆襲に出ました。そしてスカイライン、GT−Rは世界的スポーツカーとなります。

    また同じく日産スポーツの象徴、フェアレディZはZ32型となり当時国内最強のエンジン、VG30DETTを搭載、このV型6気筒DOHCツインターボエンジンは最高出力280馬力を誇りました。

    そしてこの280馬力が運輸省(当時)の "強い" 通達により国産車の最高出力となります。(一様メーカーの自主規制です)

    このZ32フェアレディはハイパワーと共にそのデザインも注目され今でも "最もカッコイイZ" として人気があります。

    そして、ホンダの逆襲はスーパースポーツ、NS−Xです。1990年発売、新車価格800万円、ライバルはフェラーリ348のこのクルマは発表と同時に注文が殺到し納車2年待ちと言われました。

    実際、NS−Xは素晴らしい出来栄えでミッドシップに積まれたV6はホンダミュージックと共に回り続け加速して行きます。また、運動性能と同時に居住性、積載性も高くライバルフェラーリの今後の方向性を左右しました。

    その他メーカーも三菱はGTOやランエボ、スバルはレガシィとインプレッサ、マツダはRX-7にロードスターとハイソカーブーム後、バブルの波に乗ったクルマ達が現れました。

    その中でも "バブルの象徴" と言えるクルマがマツダのユーノスコスモです。

    1990年、マツダがユーノスチャンネルから発売したコスモはマツダ車最高峰の大型2ドアクーペでその美しいデザイン、豪華なレザーとウッドの内装、そしてスムーズにどこまでも回るエンジンで人々を魅了しました。

    また装備としてはGPSインフォメーションシステムが世界で初めて搭載され話題になりました。今では当たり前のGPSディスプレイですが30年前からコスモにはありました。

    そして同じく世界初だったのがマツダ自慢の3ロータリーエンジンです。

    ロータリーエンジン自体がマツダだけのエンジンですし3ロータリーはコスモが唯一、つまり過去もそしておそらく今後も世界で唯一の3ロータリーエンジン搭載車がユーノスコスモなんです。

    ロータリーエンジンとは従来のレシプロエンジンがピストン運動で動力しているのとは違い、オーバルなエンジンルームをおにぎり型のローターが回転する事により出力を得ています。

    ピストン運動と違い回転運動ですからエンジンは遠心力と共にスムーズどこまでも回ります。

    この20B型3ロータリーエンジンはまるでV12エンジンのようにスムーズに滑らかに回ると言われ大絶賛されます。しかしその快楽の裏側には…

    ロータリーエンジンの欠点は燃費性能です。

    この20Bエンジンのカタログ燃費は6.1キロとなっていましたが、高速道路でリッター4キロほど、街中では2キロくらい。渋滞だと燃費1.5キロとかでした。

    リッター1.5キロって今だったら燃費の良い装甲車です。

    いくらバブル期とはいえこの燃費性能は厳しく、また販売価格は500万円オーバーとスカイラインGT−Rより高価だった為に1995年に生産終了、1996年には全ての在庫を売り切りユーノスコスモは姿を消します。

    しかし、その美しいエクステリアデザインにインテリア、そしていい意味でもわるい意味でも超絶な3ローターエンジンを愛する人は多く一部ではユーノスコスモしか乗らないって人もいます。

    一般にはあまり知られていないユーノスコスモ。その存在はバブル期ニッポンが産んだ奇跡のクルマだったのかも知れません。

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    リアビュー。

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    贅沢な内装。

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    伝説の3ロータリー。
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